みかんの楽しい日記帳

日常の楽しい出来事や旅の記録を書き留めていきます

大阪散策 大阪城から難波宮跡・高津宮・生國魂神社・愛染堂を経由して四天王寺へ

今日は1日空いていましたが、新型コロナウイルス感染防止のため、遠方や人の集まる場所は避け、大阪市内を散歩することにしました。

京阪電鉄・大阪メトロ谷町線天満橋駅からスタートします。

大阪城公園

天満橋駅から東へ歩いてすぐに大阪城公園の北西端につきます。

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写真右の石垣の上に大阪城 乾櫓(いぬいやぐら)【重要文化財】が見えます。大阪城天守閣🏯は戦後の再建ですが、乾櫓は江戸時代に再建されたものが今も残っています。 奥には大阪ビジネスパークのビル群が見えます。

桜はまだほとんど咲いていませんが、一週間もすると美しく咲き誇るでしょうね🌸

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大手門重要文化財】と奥の天守閣です。大手門も江戸時代のものがそのまま残っています。

天守閣の中は博物館になっており大阪城の歴史や豊臣秀吉について学べたり、天守閣からの景色が楽しめるのですが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため休館しています。今回は大手門から中には入らず、外から天守閣の姿を楽しみました😌

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こちらは大阪城公園の西にそびえる大阪府です。1926年竣工の立派な建物が残っています。

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同じく大阪城公園の西に隣接する大阪歴史博物館NHK大阪放送局です。かっこいいビルですね✨ 大阪歴史博物館では大阪の古代から近代までの歴史が学べますが、ここも現在休館中です。

難波宮

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大阪城公園の南には難波宮跡公園があります。ここには平城京に都が作られる前、2度ほど都が置かれたことがあるそうです。 写真は後期難波宮大極殿跡で、石の土台が復元されています。

osaka-info.jp

難波宮公園は広々した公園で、大勢の人が遊んだりくつろいだりしていました。

ここから南へ上町筋を歩いて行きます。

上街筋沿いで見られるものいろいろ

難波宮公園の南西角の交差点のあたりに、兵部大輔大村益次郎卿殉難報國之碑という、巨大な大村益次郎の碑があります。

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大村益次郎明治維新の時代に活躍した人物で、日本陸軍の創設に貢献したことが有名です。 若いころは、大阪で緒方洪庵適塾で学んでいました。

適塾は北浜に今も建物が保存されており、以前の記事で写真も上げています。

diary.mikan-tech.net

この石碑から南へ少し行ったところに、大槻能楽堂という能の舞台があります。

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モダンな外観で素敵ですね。私はだいぶ昔に京都で能を見たことがあるのですが、ここは入ったことがありません。

南へ長堀通りを超えてしばらく歩くと、大福寺というお寺に浪華仮病院跡の碑があります。

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明治維新の時に明治新政府から医学校と病院の建設を命じられた大阪府が、この大福寺の中に仮の病院を設立したそうです。 大阪大学医学部の源流の1つとも言えそうです。

www.city.osaka.lg.jp

高津宮

ここから進路を西に変え、谷町筋を超えて高津宮へ進みます。仁徳天皇を祭る神社です。

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ここには桜並木があります。桜はまだつぼみの状態ですが、わずかに開花しているものがありました🌸

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生國魂神社

高津宮から南へ千日前通を超えると、大阪屈指の古社、生國魂神社があります。 「日本書紀」にも記載がある、太古の昔からある神社です。

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こちらが拝殿です。戦後の再建ですが、大きく立派な造りです。

都心にしては広い境内に、たくさんの摂社・末社があるほか、庭園を散策することができます。 今日はお参りだけしてさらに先へと進みました。

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谷町筋へ戻り、南を向いて撮った写真です。あべのハルカスが正面に見えます。

勝鬘院 愛染堂

谷町筋を南へ進むと、大阪星光学院の近くに勝鬘院というお寺があります。愛染堂とも呼ばれ、そちらの名前のほうが有名です。 その名の通り、愛染明王を祀るお寺です。

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朱色が目立つ立派なお堂です。1618年再建の古い建物が現存しています。 本尊の愛染明王秘仏で、年に数日開帳されるみたいです。私はまだ見たことがありません。

このお堂の裏には、大阪大空襲を奇跡的に逃れた、大阪で現存する最古の木造建築多宝塔重要文化財】があります。 豊臣秀吉の時代の1597年の建物が今も残っています。 しかし、2018年の台風21号で多大な被害を受け、現在大規模修理中のためネットに覆われていて残念ながら見られませんでした😢

多宝塔に向かってベンチも設置されているので、散歩の折にここで多宝塔を見ながらのんびり休憩したものです。 戦争や天災で古い建物はあまり残っていない大阪にあって、貴重な文化財です。 美しく復活した姿を見られることを楽しみにしています😌

www.aizendo.com

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愛染堂のお隣の大江神社の横には、大阪天王寺七坂のひとつ、愛染坂があります。

清水寺 舞台

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愛染坂を下って南へ歩くと、大阪天王寺七坂のひとつ、清水坂があります。

清水坂の横には、清水寺というお寺があります。江戸時代のお坊さんが京都の清水寺を模して境内を整備したそうです。 清水の舞台や、音羽の滝を模した?玉出の滝があります。

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清水の舞台からは、難波のビル群から通天閣まで見渡せます。

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ここからは大阪天王寺七坂のひとつ、天神坂を上って、最後の目的地、四天王寺を目指します。

四天王寺

ついに四天王寺まで到着しました😆お彼岸のためそこそこ人出があります。 とはいえ、コロナウイルス対策で様々な制限をされているので、例年に比べると少ないかもしれません。 堂内での法要は僧侶のみで、一般の参列者は堂外での参加となっていました。

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四天王寺は言わずと知れた聖徳太子創建の日本最古の官寺です。 入り口には1294年建立の石鳥居重要文化財】があります。四天王寺の現存する建造物としては最古のものです。 ここから中心伽藍まで一直線です。

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中心伽藍です。四天王寺式伽藍配置と呼ばれる最古の様式で、仁王門、五重塔、金堂、講堂が一直線に並んでいます。 上の写真はあべのハルカスも並べて撮ってみました(一直線上にあるわけではないですが)。 建物は戦後の再建ですが、飛鳥時代の当時の様子を再現したものとなっています。

五重塔は中に入って上まで登ることができます。 が、今日は新型コロナウイルス対策のため閉鎖されていました。

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こちらは六時堂重要文化財】です。1623年建立で、もとは別の場所にあったものを現在地に移築したそうです。風格ある立派な建物です。 手前の石舞台重要文化財】も同じくらいの時代に建てられたもので、歴史ある貴重なものです。 六時堂は中で先祖供養(回向)ができるのですが、新型コロナウイルス感染防止のため一般参拝者は中に入ることができず、外での受付となっていました。

人も多いので早めに四天王寺を後にし、天王寺駅から家へ帰りました。 お日柄も良く気持ちの良い散歩になりました☺️